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環境
事業活動による環境負荷をより少なくするため、エコアクション21(EA21)に基づく環境マネジメントシステムの推進、環境負荷の把握、
そしてカーボンニュートラルの実現に取組んでいます。
環境マネジメント
当社は2012年よりエコアクション21(以下、EA21)を導入しています。
EA21は、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステムであり、PDCAの手法に基づいて組織や事業者等が環境活動を自主的かつ継続的に改善を行うための方法を定めています。
当社では環境マネジメントを継続的に推進するための組織、役割及び責任を定めています。
特に、EA21推進委員会における環境活動は、EA21ガイドラインの要求項目に合わせて目標や活動内容を定め、各拠点での活動状況や拠点独自の取組み内容のとりまとめや、エネルギー使用量実績等の数値変化を情報共有し、改善を繰り返し行うことで、当社全体での継続的な環境負荷低減を目指しています。2025年度は、各拠点にてエネルギー総点検として、照明や家電類の運用方法の見直しを実施しました。
2025年10月時点での中間審査では、新設工場を除く18拠点でのEA21認証継続となりました。当社は引き続き全拠点でのEA21認証取得に向けて、取組んでまいります。

事業活動に伴う環境負荷の全体像
当社では事業活動に伴う原材料、資源やエネルギー等の使用量及び環境負荷を、INPUT→OUTPUT(インプット・アウトプット)データとして把握し、
さらなる環境負荷低減、再資源化率の向上に向けて様々な取組みを進めています。


再資源化率の向上
当社のバイオマテリアル事業の再資源化率は引き続き100%を維持しています。資源循環事業の再資源化率は概ね82%前後で推移しており、2025年度は81.9%でした。外壁材(サイディング)の取扱量増加及び安定型埋立への委託出荷により、前年度と比べ、再資源化率が微減となりました。
当社は長年の事業活動により、地域の廃棄物削減と資源有効活用を両立させてきた実績を踏まえ、今後もバイオマテリアル事業で再資源化率100%を維持するとともに、資源循環事業では選別方法の強化等各種改善策を推進し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献します。

再資源化できない廃棄物の適正処理
資源循環事業では住宅建設現場等にオリジナル分別コンテナを設置し、グループ会社により回収したものを当社工場で選別・分別しています。こうした建設副産物のうち再資源化が困難なものについては、焼却または最終処分(埋立)を委託することにより適正に処理しています。
2025年度に焼却・埋立を委託した廃棄物量は4,509tとなり、前年度比で11%増加しました。内訳としては焼却量が899tで前年度と横ばいとなった一方で、埋立量は3,610tで前年度より14%増加しました。これは建設副産物の取扱量が増加したことに伴い、安定型埋立が必要となる廃棄物が増えたためです。
当社グループでは今後も、処理委託する廃棄物量の削減に向け取組みます。

水使用量の削減
当社の2025年度における水使用量は65,564㎥(単体・前年度比17%増)となりました。主な増加要因は、2025年4月の子会社吸収分割により当社工場となった2工場を含む3拠点が稼動を開始したためです。当社では、木材チップ生産時に発生する粉塵を抑制するために水を使用しており、その使用量は2019年度の48,456㎥から増加する一方で、木材チップ生産量当たりの水使用量は概ね0.12㎥/t前後で推移しています。
当社では、EA21の一環として節水強化月間を設けており、全拠点の朝礼で節水を呼びかけるとともに、節水ポスターを掲示することで、従業員の節水意識を高めています。加えて、配管・ホースの漏水点検・修理、散水量の最適化、雨水タンク活用を推進し、水資源の有効活用にも取組んでいます。引き続き、節水に取組むとともに環境負荷の低減を図ってまいります。

カーボンニュートラル社会の実現に向けて
当社グループは日本政府の脱炭素実現年である2050年よりも3年早く、創業100周年となる2047年にカーボンニュートラル達成※を目標としています。さらにそこからバックキャストし、2030年のCO2排出量を2019年度比で50%削減※することを目標としています。
この目標達成に向け、「現状把握」と「対策実施」の2項目に大別して、社内で活動を実施しています。まずは現状把握として事業活動に伴うCO2排出量の把握と省エネ診断の実施、さらに製品のLCA実施を行います。そして対策実施として省エネ性能が高い設備への入れ替えの推進、工場重機の電動化、CO2フリー電力の導入拡大、より環境性能の高い社有車への切り替え、並びに使用状況に応じた減車等を順次進めています。
※Scope1+2排出量の合計を対象にしています。

CO2 排出量(Scope1+2)
2019年度以降、事業拡大に伴いCO2排出量は増加傾向にあり、2025年度のCO2排出量は6,811t-CO2eとなり前年度より微増となりました。内訳をみるとScope 1(燃料等による直接排出)は燃料使用増に伴う増加の一方で、Scope 2(電力使用に伴う間接排出)は新拠点稼働による電力消費拡大と関東拠点の契約電力排出係数上昇が重なり、想定以上の増加となりました。木材チップ生産1t当たりのCO2排出量の微増も、主に契約電力係数の上昇によるScope 2増加が要因です。
事業成長に伴い今後も生産量の増加が見込まれる中、総排出量の抑制が課題です。設備の高効率化・運用改善による消費エネルギー低減、電力調達見直し・再エネ活用や新設拠点での省エネ設備導入・運最適化により、事業成長とCO2排出低減を両立してまいります。

CDP評価で最高ランク「B」獲得
CDPによる2025 年度の気候変動に関する調査に初めて回答し、CDP2025コーポレートSME版の最高スコアである「B」を獲得しました。
CDPは企業や組織の気候変動に関する取組みや情報開示の充実度を評価する国際的な枠組みであり、今回の評価は当社の取組みが一定の水準にあることが外部から認められたものと受け止めています。
当社では、今後も開示内容のさらなる充実と取組みの高度化を図り、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
全社で取組む省エネ活動
EA21推進委員会が主導し、全社を挙げて省エネルギー活動に取組んでいます。2025年度は、6月、9月、10月に「エネルギー総点検」及び「低エネ推進月間」を実施しました。エアコンの点検・清掃、こまめな消灯、設備不使用時の電源オフ等の空調・照明対策に加え、破砕機や重機・フォークリフトの効率的運用、未使用時のエンジン停止、ハイブリッド車・低燃費車の導入、作業動線の見直し等、幅広く取組みました。
カーボンニュートラル目標の達成に向けて、日々の業務の中で省エネルギーを意識し、継続的に改善を積み重ねていくことが重要です。今後も全従業員参加による省エネルギー活動を推進します。
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