フルハシEPO株式会社

3つのプロジェクト3 Project

当社では、国内の森林資源を有効活用する「グリーン・ジャパン・プロジェクト」、
海洋バイオマス開発を行う「ブルー・オーシャン・プロジェクト」、
有機水耕栽培の技術開発に挑戦する「オレンジ・サン・プロジェクト」の3つのプロジェクトを推進しています。

持続可能な社会の構築に資することを目指し、さらなる研究開発を進めます。

グリーン・ジャパン・プロジェクト (GJP)

グリーン・ジャパン・プロジェクトのイメージ

国内に眠る森林資源の有効活用に挑戦しています。

我が国では国土の3分の2を森林が占めておりますが、実はその多くがすでに樹齢50年を超え、伐期を迎えています。これらの天然の森林資源は木質バイオマスと呼ばれ、木材として住宅や家具以外にも各種産業で幅広く活用されています。

生活や産業において、長きにわたり我々を支えてくれた木材をカスケード利用(多段階利用)するため、当社では使用後の木材を木質チップに加工・製造しています。これらの木質チップは、紙やボード等の原料として、あるいは石油代替燃料として利用されます。近年では、川崎バイオマス発電所(2011年稼働)、CEPO半田バイオマス発電所(2019年稼働)において、木質バイオマス燃料として活用されています。

木質バイオマスのエネルギー変換は、樹木が成長する過程で大気から吸収した炭素を活用し行われるため、化石資源由来のエネルギーと違い、新たにCO2を排出しない「カーボンニュートラル」として注目されています。

GJPでは、木質バイオマスの持つポテンシャルを最大限に活かすべく、電気・熱エネルギー利用や、バイオマスリファイナリーと呼ばれるアルコール変換、素材開発に積極的に取組んでいます。

ブルー・オーシャン・プロジェクト (BOP)

ブルー・オーシャン・プロジェクトのイメージ

海洋バイオマス開発に挑戦しています。

日本の国土面積は世界第61位の約38km2ですが、排他的経済水域(EEZ:Exclusive Economic Zone)は領海を合わせて世界第6位の約447万km2にもおよびます。この広大な海洋における、海洋バイオマスの積極的な生産によるCO2の吸収『ブルーカーボン』について、期待が高まっています。

BOPでは、海洋バイオマスの生産及びその有効活用(資源・エネルギー・工業原料・食糧・医薬品等)を目指して研究開発を進めています。現在、光合成を盛んに行い成長が早く、高いCO2吸収力が期待できる緑藻類「スジアオノリ」に着目し、清浄で栄養塩に富んだ海洋深層水を活用した陸上養殖のプロセスの開発に取組むため、富山県入善町にて実験を重ねています。

さらなる分析を進め、将来的には食糧に限らず医療や工業原料等のあらゆる場面で活用できるような技術開発を目指します。

オレンジ・サン・プロジェクト (OSP)

オレンジ・サン・プロジェクトのイメージ

無農薬・無化学肥料の有機栽培に挑戦しています。

農業等の第一次産業では、従事者の高齢化や後継者不足が大きな問題となっています。また、それに伴い平野部では放置された農地(耕作放棄地)が目立つようになってきました。

OSPではこのような土地を借受け、稲の有機栽培に取組み、さらに近年では、農業用ハウスにおいて無農薬・無化学肥料で行う有機水耕栽培の技術確立を進めています。また、後継者不足に悩む農業において、生産性や周年栽培を通した収益向上の仕組みを展開し、基礎的な栽培システムを特許化しました(特許第6347878号、特許第6747731号)。

「always ecology, forever healthy.」の理念のもと、真に安心・安全な食を提供するシステムを構築し、持続可能な社会の構築に資することを目指しています。

www.fuluhashi.co.jp ©all rights reserved by
Fuluhashi EPO Corporation since 1947